日本のチカラ①慶応大学に在籍するトルコからの留学生 ジャン・ダルヤンさんに訊く!

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▼基礎データ
①氏名:
Can Dalyan(ジャン・ダルヤン)さん
②出身国:
トルコ共和国
③年齢:
21才(インタビュー当時、1989年生まれ)
④所属:
ボアジチ大学電気・電子工学部3年
⑤日本での所属:
慶應義塾大学別科生
⑥言語:
トルコ語、英語(TOEFL83点〔IBT〕)、日本語(日本語能力試験3級)

ジャン・ダルヤンさんはトルコ共和国ボアジチ大学の3年生(当時)。慶應義塾大学(以下、慶応大学)の留学プログラムを利用して、2009年9月に来日した。2010年5月、彼に留学目的や利用中の留学制度について話を聞いた。

慶応大学のJLPを利用して来日

―日本に留学した目的を教えてもらえますか?

一番の目的は日本語力の向上。日本語力を高めて、将来の仕事に活かそうと考えています。
もう一つの目的は、日本文化を自分の目で見ること。私はテレビやインターネットを通して、茶道やお寺など日本の伝統文化に興味を持っていました。それらを自分の目で見てみたいと思ったのです。

―日本語はいつから勉強をしているのですか?

17才の時から勉強しています。高校生の時に始めました。もともと私は子どもの頃から日本という国に強い憧れを持っていました。学校で日本とトルコの交流の歴史について習ったり、テレビで日本のニュースやアニメを見て、「いつか日本に行ってみたい」と思うようになったのです。大学入学後も日本語の講義を受講し、また自主的に日本についても勉強してきました。私の専門は電子・電気工学。この分野の新発見は日本発ということが多い。ですから、テレビやインターネットを通して、日本の情報を積極的に収集してきました。

―今回はどのような留学制度を利用して、日本に来たのですか。

慶応大学のJLPという1年間の日本語学習プログラムです。このプログラムでは、週3日午前中に講義があり、日本語の基礎を学びます。講義内容は、グラマー、リスニング、リーディング、ライティングです。また希望者は午後に補修も受けられます。その他にも、英語の講義が多数用意され、私の場合は「日本型経営」と「人間工学」を受講しています。「日本型経営」の講義では、先生にトヨタの工場見学に連れていってもらえます。世界的な企業の工場見学はとても楽しみです。

―実際に留学プログラムを利用してみていかがですか?

とても満足しています。このプログラムのおかげで、日本語を効率的に学べています。慶応大学のJLPは他大学のプログラムと比べて講義の課題が多く、集中的に日本語を勉強することができます。私は日本語をしっかりと身につけたいと考えていたので、このプログラムは最適でした。

また、このプログラムが様々な国の学生と出会う機会にもなりました。不満があるとすれば、講義が日本人の学生と別なこと。大学で日本人の学生と接する機会が少ないのです。中には、なかなか日本人の友達をつくれない留学生もいます。外国語でコミュニケーションを取るのは少し勇気のいることですから。私の場合は、サークルに入り、日本人の友達を積極的につくりました。気後れしていたら、もったいないと考えたのです。

ボアジチ大学の日本語学習者は毎年100名以上

―ボアジチ大学から毎年日本に留学生は来ているのですか?

今年は3名と少ないですが、毎年5名前後が留学しています。私の大学では「上級日本語」の単位を取得すると、日本の大学への留学資格が与えられます。受け入れ先の大学は、東京外国語大学、慶応大学、早稲田大学、下関大学など。私は留学担当の先生から「慶応大学は日本一有名な私立大学」と聞き、慶応大学に留学することに決めました。教育の質の高さが期待できたからです。余談ですが、ボアジチ大学では日本語の講義を受ける学生は、初級から上級までを合わせると毎年100名以上います。日本語に興味を持つ学生は少なくないです。

―最後に、帰国後の予定を教えてください。

大学院への進学を考えています。就職については、まだ具体的には考えていません。ただ、将来は、インターナショナルな会社で働きたいと思っています。業種はメーカーやゲームメーカーに興味があります。日本で就職することはあまり考えていませんが、就職先の会社で日本語力を活かしたいと思っています。

編集後記

ジャンさんは親日国トルコの出身。とても勉強熱心な学生でした。

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■”日本の教育を世界へ”アスノバの「AsunoMagazine」2010/06/20 No.003

発行:アスノバ株式会社 http://asunova.com/
発行人/有田一喜
編集長/UTSUGI
編集 /安井元規
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Posted in: メルマガ, 日本語

One Comment

  1. takako seko says:

    イスタンブールの日本語学校で短い期間でしたが 日本語を教えました。ジャンさん、大人になりましたね。懐かしいです。ジャンさん、日本に来るチャンスがあったら、こちらにもよってくださいね。

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